西ノ島町の基幹産業である漁業

 それを支えるまき網船団の漁師達は約150名います。漁業の水揚げ風景高齢化が進んでいる本町において漁師とて例外ではなく、後継者の不足は深刻な問題です。いま、島の漁師達は広く仲間を求めています。

 町と漁協、まき網船3社3船団などで構成する西ノ島町漁業就業者確保対策委員会では漁業に従事していただく方を募集しています。

 この事業で、現在高校新卒者から51歳までの49名の方が各船団に採用され、家族を含めると130名以上の方々が西ノ島で新しい生活をおくっています。 平均年齢は34歳、人生経験豊富な方から初めて仕事に就く方まで様々な人が海で頑張っています。

募集要項

仕事内容 まき網漁の船団乗組員 詳しくは、下記の 「まき網船団の漁の1日」 をご覧ください。
資格 学歴・経験不問 18歳~概ね40歳まで (妻帯者を優先します)
勤務地 島根県隠岐郡西ノ島町
勤務時間 日没から夜明けまで
(拘束時間は10~12時間、実働時間は5~6時間程度です)
給与 固定給 21万円以上+諸手当(出漁・食料・住宅手当等)
昨年度実績(25万~33万円)
休日・休暇  毎週土曜日、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、慶弔、荒天の日
(年間出漁日数 200日前後) 
待遇 昇給、賞与、各種社会保険完備。退職金制度あり。 住宅については町営住宅、漁民住宅で対応します。

まき網船団の漁の1日

~漁師になってみませんか~ 日が暮れる頃海に出て、夜が明ける頃家に帰る。

 漁師と一口に言っても、さまざまな種類があります。一人で海に出るもの、夫婦や家族など少人数で、あるいは会社組織で。採貝や採藻を中心とするもの、一本釣りと呼ばれるもの、網を用いるもの。

 今回、本町で募集しているものはまき網船団の乗組員です。船団の乗組員と聞くと何ヶ月も海の上で生活する遠洋漁業を連想する方が多いと思いますが、募集しているまき網船団はこのような形態でなく、夕方に出漁し、朝には帰港するパターンです。以下の文章ではまき網船団の漁の模様を簡単に紹介しています。

まき網船団の漁の1日

 夜の日本海、多くの人々が寝静まるころ、魚たちとの勝負にかける男達がいます。
日没の時間にあわせて、冬場だと17時くらい、夏場だと19時くらいに船に乗り、まき網漁に出漁します。遠洋漁業ではありません。一晩の漁が終われば自分の家に帰ります。

 まき網漁とはその名の通り、海に網を巻き込むように入れ魚を獲る漁法です。1船団は通常6隻で構成され、それぞれの船には役割分担があります。
これら、6隻の船の船長のうち、1人が漁労長となり全体の動きを把握、指示を出します。西ノ島町の浦郷漁協に所属するまき網船団は全部で4船団あります。

 

 網船(1隻) 灯船(3隻) 運搬船(2隻) 
網船(1隻)→本船とも呼ばれ、漁の際に中核的な役割を果たします。 灯船(ひぶね:3隻)→探索、集魚が主な役割で、機動性に富んでいます。 運搬船(2隻)→獲れた魚を集め、水揚げ港に運搬します。

 その日の漁場は、いろいろな条件をもとに漁労長が決定します。天気図、魚の相場、人工衛星からおくられる海面温度の情報などさまざまなデータを参考にします。

 漁はまずは魚を探すことから始まります。灯船はその機動力を活かし、広範囲に魚群を探します。網船や運搬船にも魚群探知機など機材はありますが、灯船はそのスピードを活かし、魚群を探す中心的な役割を果たしています。

まき網漁の風景(写真:まき網漁の風景)

 逆に言えば、魚が見つからなければ、いわばその時間は休憩時間。仮眠を取る者、テレビを見る者、船員同士のおしゃべり、拘束時間は10〜12時間ですが実働は5〜6時間です。

 「魚がいない」「いたとしても現在の漁場から非常に遠い」自然を相手にするとこんな時もあります。そんなときには早めに漁を切り上げます。早いときには24時前に帰港することもあります。

 魚群を見つけた灯船は、魚をおびき寄せるために集魚灯を点灯します。比較的水面に近いところにいるイワシなどを狙うときには船上で、サバなどの中層を泳ぐ魚を狙うときには集魚灯を水深100m前後まで沈めます。魚群探知機などの画面に映し出される魚群の密度や泳層などの情報から、経験豊かな漁師達は魚の姿を見ることなしにその魚種を特定できるのです。

(写真:まき網漁の風景その2)

 灯船を中心に、その周囲をぐるりと取り囲むように網船が網をまき網漁の風景(2)おろしていきます。その直径は約100m。囲い込みが終わると、網の底のワイヤーを絞ると魚は網でできた袋の中に。網を上げるのは主に機械の仕事。ネットローラー等を操作して、網を巻き上げます。身体を使うのは網をさばいて、甲板上にまとめていく作業くらいでしょうか。

 網が小さくなってくると運搬船が網に近づき、大きなタモを使って、魚を船倉に積み込みます。水揚げは多い日で300トンくらい。灯船、網船は先に帰り、運搬船は水揚げのため鳥取県の境港までひた走ります。

 家に帰ると、風呂に入り、食事をし、昼まで寝るという方がほとんどです。出漁1時間前くらいに港に集まり、船の点検・整備を行います。出漁は年間200日前後。時化の日には無理をしないので、結果的には休日が多くなるのです。

応募方法

応募方法に関して特設サイト『西ノ島で漁師になろう!』にて案内しています。

〒684-0211 島根県隠岐郡西ノ島町浦郷544-15
漁業協同組合JFしまね浦郷支所 総務課
電話:08514-6-0201
E-mail:somu-nakayama@jf-okiurago.or.jp

※面接日時や場所、入社日等ご相談に応じます。お気軽にご相談ください。