1.ねらい

・表現活動に積極的に参加し、自己表現力を高める。

・ふるさとへの愛着を深め、ふるさとに誇りを持つ子供を育成する。

・豊かな人間性を培う

 自ら律しつつ他人と共に協調し、他人を思いやる心や感動する心を育てる。

2.期日

令和4年9月17日(土)   13:00~15:00

3.場所

ノアホール(浦郷)

4.演目

「隠岐航路の夜明け ~始まりの汽笛~」

明治初めの頃の隠岐の運輸交通は、まだ不安な帆船に頼っていた。明治14年(1881年)、隠岐―本土間に汽船の定期航路が運行されたが、採算が合わず廃止される。
明治17年(1884年)、県の計画を受けて、隠岐航路改善のための汽船購入が隠岐四郡町村連合会で話し合われた。議員の一人であった島前焼火神社神官、松浦斌(さかる)は、汽船の購入と航路運営を実現するために奮闘する。

「受け継がれる想い」

今年は2年に一度の浦郷日吉神社の大祭の年。そこで行われる十方拝礼の踊りの練習に励むのは中学3年生のシュウジ。しかし踊り手が少なく、祭は行うものの、踊りは今年は中止もやむをえない、との声が大人からあがる。何とか存続できないものかと、大人たちはいろいろと知恵を出し合う。
一方、踊りを練習するシュウジを、同級生のサラは応援する。しかし、サラに片思いするアキラは面白く思わない。ある日、シュウジたちが踊りの練習をしている場面に出くわしたアキラは、シュウジと言い合いになり大ゲンカになってしまう。その日、アキラは父親に「なぜ祭をするのか」「祭は本当に必要なのか」と、疑問をぶつける。
卒業式の日。アキラはずっと謝りたかった思いをシュウジに話そうとするが、結局伝えることができずにそれぞれの進路へ進む。成人式の夏、ふるさと西ノ島での同窓会で、シュウジとアキラは再会する・・・。

5.その他

・全校生徒53名を縦割りの2グループに分け、3年生がリーダーとなり全校生徒で取り組みます。

・脚本はすべて隠岐(西ノ島)の史実に基づいて、教員が書き下ろしたオリジナルです。

・生徒たちは総合的な学習の時間を使って、およそ2週間毎日練習に取り組みます。

・当日は、生徒や保護者だけでなく地域の方々も多数来場され、西ノ島町の風物詩の一つになっています。