西ノ島満喫☆観光 【イベント】
お祭り・伝統行事、民俗芸能を紹介
お祭り・伝統行事
由良比女神社大祭(ゆらひめじんじゃたいさい)
隔年(西暦奇数年)の7月最終の土日に行われる由良比女神社の大祭で数多くある島の祭の中でも最大規模のものです。
初日は朝から式典と相撲が奉納され夕方から御輿が繰り出され、神船のつながれている港まで練り歩きます。御輿が船に乗ると見物客なども乗り込み、湾内を1時間程度かけて巡航、船が海上にある頃、花火大会が催されます。
翌日は還幸式で前日の夜に御仮屋に納められた御輿を再び神社に担いで帰ります。神社の境内では若者達の練り歩きが遅くまで続きます。
開催時期:隔年(西暦奇数年)7月最終土日
開催場所:由良比女神社周辺(浦郷)
精霊船(しゃーらぶね)
町内の美田・浦郷地区に残る送り盆行事で毎年8月16日の早朝に行われます。
今から100~150年ほど前に西ノ島では5~6人が乗れるような大型の精霊船を各地区毎に共同で造るようになったといわれています。竹や木を骨組みに、麦わらを船体にし、帆柱を立て、帆には色紙で作られた無数の盆旗を結びつけたその姿は素朴なものですが、人目を引きつける華麗さを持っています。
8月16日の早朝、供え物をのせた精霊船は盆歌とご詠歌に送られながら青い海を滑るように引かれていくその光景は、西ノ島の夏の風物詩として多くの人に親しまれています。
開催時期:毎年8月16日早朝
開催場所:美田、浦郷地区の各集落の海岸
民俗芸能
美田八幡宮の田楽(みたはちまんぐうのでんがく)
美田八幡宮で西暦奇数年の9月中旬の例祭で奉納されます。祭礼は「神の相撲」「獅子舞」「田楽」の3部で構成され、このうち芸能として特徴をよく残している田楽は地元では「十方拝礼(しゅうはいら)」と呼ばれ、全国的に見ても屈指の芸能であるとして平成4年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
田楽は田の諸霊を鎮めるために始まった芸能で、平安時代後期から地方へ伝搬したといわれています。美田八幡宮に田楽が奉納されたという記録は天正18年(1590年)が最も古いものですが、口伝によると後白河法王時代に島に入ってきたといわれています。
全部で2時間近く要する本格的な田楽芸で、衣装など色彩的にも美しく、しっかりとした伝統が中世の世界を彷彿とさせます。
開催時期:隔年(西暦奇数年)9月中旬
開催場所:美田八幡宮境内(美田尻地区)
日吉神社の庭の舞(ひよしじんじゃのにわのまい)
日吉神社で西暦偶数年の10月に奉納される祭礼で「庭の舞」「神の相撲」「田楽」の3部で構成されます。
この庭の舞は今から800年前に近江国甲賀郡真野庄の領主であった真野宗源が戦乱を避けて、隠岐に逃れた際に伝わったものといわれています。庭の舞と呼ばれる芸能は他の地域にはありませんが、その歌詞から「東遊(あずまあそび:東国の風俗歌にあわせて舞う上代の歌舞、現在でも宮中の皇霊祭などに奉される)」に倭舞の要素が混入して固定したものといわれています。
平成4年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
開催時期:隔年(西暦偶数年)10月半ば
開催場所:日吉神社(浦郷地区)
隠岐島前神楽(おきどうぜんかぐら)
島前では7月になると各地で夏祭りが催されますが、その時奉納されるのが島前神楽です。
県の無形民俗文化財に指定されています。
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