移住者インタビュー♯1 池田八重子さん(窯業)
池田八重子さん(移住歴4年) ※令和4年時点
自然豊かな場所で暮らしたい。
移住前は都内の生活雑貨店で10 年あまり販売業をしていました。
副店長として接客や売上・在庫管理など、目の前の仕事をこなすのに一生懸命な毎日でしたが、ふと「自分の中に残るものって何だろう…。」と思いはじめました。
売上目標を達成しても充実感が感じられなくなり、会社のために頑張る毎日ではなく、自分の本当にやりたいことを仕事にし、生活を送りたいと思う気持ちが強くなってきました。
思い立った後はWEB で様々な地方の情報収集。
「地域おこし協力隊として窯元の後継者募集」という広告を見つけ、働きながら技術を学べるこんなチャンスはないと思いすぐ応募しました。面接で島に訪れた時、
本土から本当に遠くてびっくりしました。(笑)
初めは夜寝れなかった…。
生活に慣れるまで半年位はかかりました。初めの頃は夜が静か過ぎて眠れなかった…(笑)。
自然環境には比較的すぐ慣れましたが、コミュニティが狭く近いので、外出時は緊張しました。私は相手を知らなくても、相手は私を知っている。町中では失礼の無いように…と気を張っていました。
島に来てからすぐは人の顔と名前を覚えることに必死でした。
有難いことに私にはともに活動する同期の協力隊がいて、ご飯を食べたり、感じていることを話合ったり。仲間とともにお互い発散しながら島暮らしに馴染んでいきました。
何事にもトライ!
私にとっての島のお気に入りフードは扇屋さんの大判焼。日々のささやかなご褒美で小さい幸せを感じます。
島は飲食店の数が少ないので、外食する機会が多い方にはつらいかも。私の場合、近所の方が季節の収穫物や魚介などをお裾分けしてくれたり、採り方や調理法まで教えてくれることもあり、地域の方と繋がりがもて、郷土料理や方言に詳しくなりました。
柔軟性があり何でもトライして楽しめる人は、島暮らしに向いていると感じます。
皆がワクワクできる空間を。
3 年間の地域おこし協力隊の活動を終え、同期でともに活動していた子と2 人で「焼火窯」の事業を承継し、新たなステップに進んでいる最中です。
目先の目標として、島の素材を活かした陶芸や染め物、貝細工などの「ものづくり」を通じて人が集まり、誰もが島をエンジョイ出来るような空間を作りたいと考えています。
島には良いところも、そうでないところもたくさんあります。自分らしく、自分の本当にやりたかったことを仕事として続け、豊かな生活が送れるよう励んでいます。
池田 八重子さん/窯業
平成31年に地域おこし協力隊として東京都から移住
令和4年1月に西ノ島の窯元「焼火窯」を事業承継し、現在、修行中
陶芸・染物体験の受入や町内の施設や飲食店などに作品を卸している